映画「ともしび」

最近映画を観ること、何回か。

ミニシアターの会員になり、そこで出会った作品を観ています。

ふと立ち寄った時、母世代の年頃の女性の横顔、それがフライヤーになっているのを見つけ。

「ともしび」(原題 Hannah)シャーロット・ランプリング主演。

非常に静かな映画でした。

音楽もなく、言葉と場面のみ。

過剰な説明もなし。

一人の女性が、老境に入り、平穏な暮らしや家族との結びつきを失ってしまう。

そしてそこからまた「生きなおす」ことへと向かうー

という文章にすればドラマティックなものですが。

何が起こったのか?という説明がないので、会話や様子から想像しつつ、物語を追いました。

見逃していることもあったかと思います。

主人公アンナの心境は、彼女の口からも語られることもなく、

目線や歩いていく姿に、感情を察するという映画。

「孤独」を描いた作品だったような気がします。

心に激情をひそめ、表向きはあくまで淡々と暮らしを続けていくアンナの姿。

それに自分自身を投影し、その孤独さに向き合うことを、伝えているのか。

おすすめですと晴れやかに言える作品ではないですが、「物語」としてとても共有したい、そのような作品でした。